印刷よもやま話

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『やわい会計』PART2

       これ、押さないでくださいよ、 押さないでくださいよ。

       押しちゃったら、どうなっても知りませんからね。

 

 

             やわく押す

 

 

 

 

 

やっぱり押しちゃいました?

このところ『Google検索で遊んでみよう』シリーズで、

遊び心のある機能を紹介してくださっているハクさん。

haku.atentblog.com

他にも、Google検索で「一回転」と検索すると画面が一回転したり、「斜め」と検索すると画面が斜めになったり.。

ハクさん、PCやスマホの楽しい機能や役立つ機能を紹介されていて、ご主人や奥さん、子供さん、会社の隣人に教えてあげると楽しんでもらえると思います。

 

  

さて前々回、会社の会計と決算について、自身の体験談をお話しさせて頂いたのですが    ↓                  

levites.hatenablog.com

 

記事更新後もお問合せや、個別の相談を頂き、個別に対応させて頂いてるうちに、なんだか、お国の不親切を感じまして。

で、前々回の余韻が残っているうちに、お国に「分かるように説明してーよ。」と言いたくなったので、PART2を書いておこうと思った次第です。

どうしても専門用語が多発してしまいますが、

「これっきり、これっきり、もう、これっきり」にしようと思ってますので、

ここからは税務に関心ある方だけでも読んで頂けましたら幸いです。

 

 1.申告の種類とメリット・デメリット(2014年以降)

確定申告には3種類あります。

 

①白色申告(単式簿記)

②青色申告・単式簿記・・・控除10万円

③青色申告・複式簿記・・・控除65万円

 

「控除」というのは、「申請所得を減らすことができる額」です。

事業所が得た利益を実際より減らせる額が、10万・65万です。

これによって所得税を安くすることができます。

2013年迄は、白色申告には記帳義務がありませんでしたので、①でやる人も多かったようですが、

2014年から白色申告にも記帳が義務化されました。

そうすると、同じ単式簿記なら②青色申告の方がお得ですので、

白色を選択する余地はあまりなくなったと思いますこのことを、お国はちゃんと分かるように言ってくれないと! 読みにくい細かい字の書類や冊子だけ送り付けて来るんじゃなくて)。

青と白の違いは、税務署への決算申告が「青色申告決算書」になるだけです。

 

  ※単式簿記というのは、家計簿とあまり変わりません。

   記載が必要なのは[売上・収入][仕入れ][経費]の3項目だけです。

   税務署への決算申告も「収支内訳書」を提出するだけでOKですので、

   自分でエクセル入力しても十分に記載できます。

 

①の白色申告のメリットは申告が簡単なことだけで、デメリットは優遇措置が受けられないことです。

②の青色単式のメリットは「多くの優遇措置」が受けられること。デメリットはほとんどなく、あえて言えば控除が10万しかない、ということでしょうか。

青色複式メリットは「多くの優遇措置」が受けられること。デメリットは経理と決算申告が少しややこしいことです。

 

 

2.青色申告だけの大きな優遇点(単式・複式共通)

意外と知られていないと思ったのが、控除以外の「大きな優遇点」でした。

考えてみれば自分も白色のときは知らなかったことでした。

自分が白色だと、青色のことは関係ないので、当然と言えば当然ですよね。

 

[青色の(控除以外の)優遇点]

a.赤字を3年間、繰り越せる

b.家族の給与が経費で落とせる

c.家や車、諸費用を経費で落とせる

 

[a]は、たとえば前期が赤字で、今期が黒字だった場合でも、前期と相殺して赤字なら所得税は無税で済むということです。

赤字と黒字を繰り返す事業所は、ずっと無税ということもあり得ます。

 

[b]は、家族が一緒に働いていれば、家族の給与を経費にできます。家族のアルバイト・パートもOKです。

 

[c]は、自宅と仕事場が同じなら家賃や住宅ローン(自宅が会社と別でも、やり方は色々あります)、車(車両・保険・車検・整備費用・ガソリン等を含む)、パソコン、スマホ、事務器、TV、音響機器、調理器具、研究費(?)、etc...

書いたらキリがありません。かなりのものが会社の経費で落とせます。

 

 さらに「減価償却」というものが使えます。

例えば、今期に車を買ったとして、これを一度に計上してしまうと今期は赤字でも来期以降は黒字になる可能性が高いとします。

「減価償却」というのは耐用年数で割り振る制度のことで、200万円で買った車を5年で減価償却すると、毎年40万円ずつ経費にできるのです。

「毎年たった40万じゃ、大した節税にはならへんなぁ」というくらい利益が出ている事業所はどうしているか。

「あそこ、そんなに儲かってるようには見えへんけどなぁ」って感じの中小企業の社長さんが、やたら高級車に乗ってたりしません? たぶん節税のためです(笑

住宅ローンも減価償却できます。3000万円のローンなら200万以上、節税できます。

 

これ、法律の裏道とか抜け道ではなく、遵法の優遇措置なんです。 

どうして、こんな優遇税制が周知されてないの?

お国や都道府県、市区の立場から考えると、分かりますよね?

周知すると、国・都道府県・市区の税収が減ってしまうかも・・

 

 

3.納税協会さん情報に関する「お詫び」と重大補足

前回、納税協会さんの大きな特典について書き・・といっても中身は何も触れなかったのですが、

私自身がまったく知らなかった事実がありました。

納税協会さん、近畿にしかなかったことが発覚!

私はてっきり全国にあると思ってました。ゴメンナサイ。

ただ、全国各地に似たような組織はあって、地域によって

「青色申告会」「法人会」「間税会」などがあるそうです。

近畿以外の方も、納税協会さんのHPは会員でなくても閲覧できます。

色々と参考になると思います。       

  

             納税協会HP

             

この納税協会さん、上部組織が税務署だと思っている人や、税務署の天下り団体という噂もあったりするのですが、役員さんたちの顔ぶれは地元の企業の代表者さんたちです。

納税協会の会員は何も言わないので会員以外は会のことがよく分からず、「噂」だけが飛び交っているのです。

 税理士さんは税務署と仲良しですが、納税協会さんは「健全な納税者の団体」で、

適正な申告納税の推進と納税道義の高揚を図ることに力を注ぎ、企業経営の健全な発展と明るい地域社会の建設に貢献すること」を目的としています。

ざっくり言えば、事業者がちゃんと申告納税できるよう、手とり足とり教えてくれるのです。

 

 

年間わずかの会費(うちの場合は3800円)で、

会員が適正に申告納税できるよう面倒を見てくれるので、税理士さんとどっちがお得でしょう?

企業の代表さんたちは税以外のアドバイスもしてくれますし、

定期的に冊子が送られてきて、税制が変わった時にはどこをどうしたらいいかを教えてくれますし、相続税や不動産に関することなど、お役所と違って親切丁寧に教えてくれます。

冊子では分かりにくい人のために無料の講習会も開かれています。

「どっからどこまで経費にしていいの?」なんてことも、

事業者の立場で教えてくれます。

会員交流を望む人は交流会も開かれていますので、視野も広がります。

 

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さて、ここからが大事です。

会員になると、玄関などに貼れるプレート(会員章。貼る義務はありません)と、

毎年とても小さな会員シールをくれます。

決算申告書の下の方に、税理士さんを雇っている場合は税理士さんの名前を書く欄があるんですが、

自分だけでやる人は、空欄ということになります。空欄だと、税務署の人はどう思うでしょう?

ブログ読者さんから

「自分で申告していたら税務署から数年に一度『照会』が来る」

という相談を頂いたのですが、そうなんです。ここが空欄だと突然『事前照会』が来たりして、学生時代の抜き打ちテストの時みたいに大あわて、なんてことも。

 

納税協会の会員は、ここに会員シールを貼ることができるんです。

これが貼ってある決算書は、すなわち納税協会さんのお墨付きということになります。

だから納税協会さんは、会員が正しく申告できるよう、手とり足とり教えてくれるわけなんですね。

納税協会の会員になっていれば『照会』も『行政指導』もまず来ないことが、これでお分かり頂けるかと思います。

もちろん、自分でやれる方は入会の必要はありませんし、自分でやれるようになってからの退会も自由です。

 

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※終わりに

前々回にご紹介させて頂いた、納税協会さんの会員になると得られる最も大きな特典は、今回も書いていません。

それを抜きにしても、納税協会さんの会員になることは大きなメリットです。

そのことがあまり知られていないのが残念ですし、もったいないなと思います。

なお、私は納税協会さんの回し者ではありませんので、念のため(笑

 

[追記](7月2日12:03)

この記事をUPした大きな動機の一つは、病と闘いながら自己申告で働いておられる方からのコメントでした。

お役所は、その方の状況を知って居ながら、数年に一度、申告の不備を突いて

「照会」を突き付けて来ることを知り、補完記事が必要だと思いました。

病と闘いながらの自営で、ギリギリのところで闘っておられる方のブログを、

「はてなブログ」でたくさん知りました。

私には、こんな記事を書くことくらいしかできませんが、お役所が助けてくれなくても、

納税協会さんや、各地の団体さん(青色申告会など)が力になってくれるかも知れません。

さしでがましいことを書いて申し訳ございません。 

 

 

 

   

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