「涙という字は、水に流して元に戻ると書く。
泣くという字は、水に流して立ちあがると書く。」
今日、そんな話を、聞きました。
だけど。
流しても流しても、止まらないのです。
泣いても泣いても、溢れてくるのです。
これは、泪。
泪という字は、目から水が流れ続けているのです。
流れても流れても、止まらないのです。
泣いても泣いても、かぎりがないのは
あなたがくれた優しさに、かぎりがないからです。
だから
哀しくて、涙が止まらないのではないのです。
あなたの優しさにかぎりがないから、泪が止まらないのです。
あの朝、泣いた私に、笑った、あなた。
でも本当は、旅立つあなたの方が、きっとどんなにか、泣いたはず。
悔しくて、哀しくて、寂しくて、きっとどんなにか、泣いたはず。
だから、泣いても、泣いても、枯れないあなたの優しさを
朝には目にしまって、笑います。
あの朝、あなたが、笑ったように
泪をしまって、笑います。
※今回はコメント欄を閉じさせて頂きました。
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