印刷よもやま話

チラシ印刷の現場から、チラシ集客の最先端の情報を発信します。

手書きチラシ 集客 勝負チラシは勝負パンツを超える

今週のお題「もしも魔法が使え

 

お題「好きなバンド」

 

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このところ、記事が「印刷に関係ない」、「印刷の記事が読みたい」というコメントを頂いておりまして(笑)、久しぶりに印刷の記事を書こうと思います(^-^;

 

前回記事の続きになりますが、フリーライターをしていた頃、ある団体のチラシ制作に携わりました。 本社本店を関西から関東に移転させるにあたり、新規の新聞折込チラシを制作するため10名ほどのデザイナーやライターが集められたのです。私は団体が発行している雑誌や単行本の制作に携わっていましたが、チラシに関してはズブの素人でした。

 

 

 

 

 

大手企業のチラシを制作している顔ぶれの中、素人の私が太刀打ちするには、プロの経験値を超えて、結果を出すしかありません。私なりに市場調査して、選択したのはコピー用紙B4サイズ白黒の両面チラシでした(2色刷りチラシも候補に挙がりましたが、競合他社が使っていたため廃案)。

 

次に、団体の活動をひと言で示す名称を考え、それをチラシのタイトルにしました。活動の特徴は3つに絞り、紹介する商品はたった一つ。詳細は裏面に。そしてスタッフの写真をピックアップ。ターゲットとなる層も徹底的に絞り込みました。特に気をつけたことは、誠実なチラシを作ることでした。

 

完成した原案を持ちより、選ばれたのは4つのチラシ。私のB4両面の白黒チラシ以外は全てフルカラーのチラシでした。

 

4つのチラシは、本店プレオープン期間に限定した来場予約数を競うという形で試験されました。チラシごとに電話番号が違うので結果は一目瞭然です。

それぞれ3回に渡って新聞折込で配布され、結果は3回ともB4両面の白黒チラシが、電話本数、来場予約数とも1位でした。狙い通り、ツルツルした紙質のフルカラーチラシが多い新聞折込の中で、コピー用紙の白黒チラシは目立ちました。しかもチラシにかかるコストも、ダントツの安さです。

 

それだけではありません。他のチラシが回を追うごとに反応が落ちていく中、白黒チラシは3回ともほぼ変わらない数値を維持しました。集客数が落ちないのは、短期反応と長期反応が相まっているため平均化していることを表しています。つまりそれは、白黒チラシが読まれている、保管されている、ということを示しているのです。

同じ地域に何度も同じチラシを配布して効果が落ちないことは、店舗経営にとって非常に重要です。

 

 

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この結果は、経営陣にも、現場で働く人たちにも、共にチラシを制作した面々にも、大きな衝撃を与えました。私自身、安堵すると共に正直、驚きました。

 

さらに嬉しかったのが「白黒チラシを見て訪れた人の購買率が高い。」という、現場で働く人たちの声でした。チラシの効果というのは単に数値だけで計られるものではありません。チラシの内容によっては、来客する層までが変わってくるのです。

お店が求めているお客が来てくれて、来客した人が常連になり、口コミを拡げてくれて、チラシ広告が最低限でOKになる、そんなチラシが本物の勝負チラシではないでしょうか。

 

この実験結果を受けて、最終的に団体の会長がコピー用紙B4両面の白黒チラシのみを採用することを決定。その際の「こんなことなら、もっと早く白黒でやっていれば良かった(笑)」という言葉と、特別ボーナスは嬉しいご褒美でした。

ボーナスのうち、50万はその日のうちにアルコールと共に蒸発しましたが(笑)。バブル期ならではのエピソードですね(^^;

 

この団体は関東に5店舗、8店舗と展開していき、全国24店舗に拡大していきました。その間わずか5年。もちろんチラシだけがもたらした効果ではありませんが、チラシが果たした役割は大でした。

 

その後、本社を関西に戻した直後に神戸淡路大震災に見舞われ、団体は再建を断念しましたが、たった1枚の勝負チラシがもたらす効果を身に染みて実感した体験でした。

 

 

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チラシ業界の現状は、PC・スマホの普及によって当時と比べて新聞購読者が減り、新聞折込チラシも減っています。ただ、あまり知られていないことですが、マスコミ4媒体の雑誌やラジオよりもはるかに大きな存在です。

business.nikkeibp.co.jp

 

ネット広告や各種広告が氾濫する中で、経営に寄与する広告として少し前から注目されているのが手書きチラシです。

 

チラシのデザインから印刷から配布に至るまで、丸ごと印刷屋や広告代理店に任せている経営者さんが多いですが、もし結果に納得がいかない場合は自作のチラシを試してみる価値はあると思います。

 

「外注して、チラシの仕上がりに満足しました。」という利用者の声がテレビCMから流れてきますが、そこまでが印刷屋の責任範囲だとしても、経営者の本当の満足はチラシの仕上がり以上に、実際の集客力と、それにかかるコストにあるはずです。

 

すべてを専門家に任せれば楽です。でも・・・

  

 

「楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいなら 楽はしちゃダメだと思うよ」

甲本ヒロト(ザ・ブルーハーツ) 

 

 

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弊社のお客様の中には、自作の勝負チラシで数々の荒波を乗り越えてこられた方、店舗を順調に増やしておられる方がいます。10年以上まったく同じチラシを使い続けている方もいます。

 

勝負パンツを履いて他力本願の必勝祈願をしたところで、自分がゴールを決めなきゃ試合には勝てません。

 

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と、まあ印刷屋がいくら力説してみたところで、実際にやってみないと分かりませんよね(^^; なので一例として、実際にB4白黒の両面チラシで数々の美容院やサロンの経営を成功させている方のブログ(アメブロ)を紹介しますね。

 

小規模サロンのお助けマン』中根様のブログです。 

 

 

ameblo.jp

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 オマケ その後の「君の名は。」

 

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君の名は?(君の縄?)

 

 

 

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